J.J.スポーン、USオープン優勝パターを封印
ディフェンディング・チャンピオンとしてのUSオープンまであと3週間というタイミングで、J.J.スポーンは昨年の優勝時に使用したL.A.B. Golf DF3を封印し、新たにOZ.1i HSを投入した。
スポーンは昨年のUSオープン最終ホールで64フィートのロングバーディパットを沈めて劇的に優勝したことで知られるが、その後は不調が続き、今季のSG: Puttingは155位と深刻な状況だった。
変更の理由はフィーリングではなく「アライメント」
L.A.B. Golfの共同創業者であるサム・ハーン氏によると、パター変更の主因はパターのフィーリングや動きではなく、アライメント(構えのラインの見え方)だったという。長期使用と炎天下の練習によりDF3のプラチナ仕上げが剥がれ、アライメント補助が視認できなくなっていた。
L.A.B.の強みは全モデルのトルクプロファイルが統一されている点。つまりスポーンは「気持ちよく見える形」を選ぶだけで、パフォーマンスは担保される。OZ.1i HSはL.A.B.初のヒールシャフト設計で、よりオーソドックスな外観を持つ。
スポーンはこう語っている。
「コース上でパターを恨むような気持ちになることがあった。今年ずっとそれだけが問題だった」
チャールズ・シュワブ・チャレンジの2日間で8アンダー、フィールド比で1ショット以上のゲインという結果が、決断の正しさを早くも証明している。
ルードビッグ・オーバーグ、ついにブレードを手放す
もう一つの注目トピックは、ルードビッグ・オーバーグ(世界ランキングトップ25)がOdyssey Ai-Oneブレードからスコッティ・キャメロン Phantom 3.2プロトタイプ・マレットへ転向したことだ。
今季SG: Putting 59位だったオーバーグは、変更後の今週、同カテゴリー9位に急上昇。ライアン・ジェラードも同じPhantom 3プロトを使い、ラウンド1で15フィート以内のパットを17/17で沈める完璧な結果を出した。
その他のギア動向
- マイケル・キムはRBCヘリテージでマックス・ホーマから借りたTaylorMade Qi4Dフェアウェイウッドを正式に自分のスペックで新調 - アクシャイ・バティアがCallawayの2Woodプロトタイプを使用 - ジャスティン・トーマスがTitleist GTS300 Mini Driverを追加
Strokeslabの視点
スポーンのケースは、データが示す通り「パットが勝敗を分ける」という事実を改めて浮き彫りにする。SG: Puttingで1ショット以上のゲインを2日間継続できれば、3週間後のUSオープン連覇も現実味を帯びてくる。
SG: Puttingで155位に沈んでいたスポーンが、ギアの見直し1つで即座に上位水準のパフォーマンスを取り戻しつつある点は、ツールとしてのSGデータ活用の好例だ。USオープン前週までにパットの信頼を取り戻せるか、数字で追いたい。