スコッティ・シェフラーが「90打つかと思った」と振り返るほど内容の悪いラウンドを、なんとかイーブンパーの72でまとめた。メモリアル第2ラウンドの出来事だ。
過去2年で最悪レベルのショット精度
ムアフィールド・ビレッジ (Muirfield Village)は正確なショットを求めるコースだが、シェフラーの36ホール合計GIRはわずか15。通常1ラウンドで到達する数字だ。バンカーからはシャンクを打つ場面もあり、本人いわく「2年前のツアー選手権以来のシャンク」。3番(パー4)ではティショットを大きく右に外し、フェアウェイへ打ち戻すしか選択肢がなかった。
ターン前後で3連続ボギー、カットぎりぎりに
前半は粘り強いパーセーブで耐えていたが、ターン前後に3連続ボギーを喫し一時はカットライン付近まで後退。メモリアルはトップ50人+タイという厳しいカット設定で、気の抜けない局面が続いた。
13番からの3連続バーディで逆転
転機は13番(パー4)。ウェッジを3フィートに寄せてその日最初のバーディを奪うと、15番で20フィート、16番では40フィートのロングパットを沈め3連続バーディ。首位とは9打差ながらカットを通過し、連続カット通過記録を76(2022年8月から継続)に更新した。首位はJ.T.ポストンが65をマークして浮上。
全米オープン前の最終調整として
この大会はシャイニーコック・ヒルズ (Shinnecock Hills)で開催される全米オープン前の最終戦。グランドスラム唯一の未勝利メジャーを前に、シェフラーはラウンド後すぐに練習場へ向かった。
Strokeslabの視点
GIR15/36ホールという数字が示す通り、SG: APPとSG: OTTはおそらく今季最低水準に沈んでいたはずだ。それでもイーブンパーでまとめられたのは、SG: ATGとSG: Puttingによるスクランブリングの賜物。精度が落ちても崩れない「底力」こそ、世界ランク1位の真価と言える。
36ホールでGIR15という数字が示す通り、今日のシェフラーのショット精度は過去2年で最低レベル。それでもイーブンパーを死守したスクランブリング能力こそ、世界ランク1位の「底の強さ」を証明している。
この記事の原文
Scheffler Rescues Even-Par 72 After His Worst Ball-Striking Day in Two Years at the Memorial
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