カート道からの救済で最も近い地点がOBだったら?
カート道にかかった状態でショットを打つ場合、プレーヤーはRule 16.1bに基づいて無罰で救済を受けられます。ただし、コースのOB設定によっては、最も近い救済地点(Nearest Point of Full Relief)がOBエリア内に入ってしまうケースがあります。
このような場合、ルールの答えは明快です。OBを避けて、コース内かつ一般区域(General Area)に該当し、ホールに近づかない範囲で「完全な救済が得られる最も近い地点」を新たに設定し直します。そこからクラブ1本分以内にドロップします。
重要なのは「元々ボールがあったカート道の同じ側でなければならない」という制約はない点です。反対側に適切な救済地点があれば、そちらへの救済が認められ、むしろそれがルールの指示するところとなります。
OBは最後の杭の先まで続くのか?
多くのコースでは、隣接フェアウェイへの打ち込みを防ぐためにコース内OB(In-course OB)を設定しています。問題になるのが「OB杭が最後の1本で終わった場合、その先の境界はどこまで続くか」です。
ルールの原則として、境界線はOBの起点か終点に明確につながるか、または無限に延長されるかのどちらかです。コース側(委員会)がローカルルールで明示していない場合、プロ(実質的な委員会)の判断が優先されます。
「ダブルスタイク(2本の杭を1ヤード以内に近接して設置)」がある場合、それが境界線の「無限延長」を示すサインです。
Strokeslabの視点
カート道救済は頻繁に発生する場面でありながら、OBとの複合状況になると即座に判断できないプレーヤーが多いのが実情です。Rule 16.1bの「コース内で完全な救済が得られる最も近い地点」という原則を押さえておけば、コース設計の事情に左右されずに正しい判断ができます。
カート道救済とOBが絡む複合状況は、スコアに直結するルール知識の盲点になりやすい。Rule 16.1bの「コース内で完全な救済が得られる最も近い地点」という原則を一度頭に入れておけば、同様のシチュエーションで迷うことはなくなります。