最終ラウンド後に下された「遡及裁定」
ナムソウル・カントリークラブ(韓国)で開催されたGS Caltex Maekyung Open Golf Championship(アジアンツアー/韓国ツアー共催)で、前代未聞のルール裁定が大会を揺るがした。
ホー・インホイは最終ラウンドで64(その日のベストスコア)をマークし、ソン・ミンヒョク、チョ・ミンギュと3人で首位タイに並んだ。プレーオフ突入かと思われたその瞬間、競技委員会が動いた。
3日目の第7ホールで何が起きたか
問題は土曜日の第3ラウンド、パー4の第7ホールで発生した。ホーのティーショットは右へ飛び、OBの可能性があった。彼はプロビジョナルボール(暫定球)を打ち、フェアウェイに止めた。
スポッターが最初のボールを発見したが、「OBだ」と判断して拾い上げてしまった。一方でホーのギャラリーは「インプレーのボールだ」と主張し、現場は紛糾。競技委員が呼ばれ、長い協議の末に「暫定球を元のボールとみなし、次打を第2打とする」という裁定が下された。ホーはその後パーでホールアウトした。
しかし翌日の最終ラウンド終了後、改めて審査した競技委員会はこの裁定を覆し、2打罰を遡って適用。ホーは一気に首位タイから3位タイへ転落し、プレーオフはソン・ミンヒョクが制した。
Strokeslabの視点
今回の裁定は、競技規則の厳格さとフィールドの混乱が交差した事例だ。特定のデータ分析という文脈ではないが、「競技の公正性」というゴルフの根幹に関わる問題として、すべてのゴルファーが知っておくべき一件と言えるだろう。
データや打順だけがスコアを決めるわけではない。ルールの理解と冷静な対応もまた、競技ゴルフの重要なスキルだと改めて気づかされる一件だ。
この記事の原文
GS Caltex Maekyung Open: Retroactive Two-Stroke Penalty Costs Hur Inhoi a Shot at the Playoff
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