ホブランド、104位からの大逆転——機材変更が転機に
ビクトル・ホブランド(Viktor Hovland)が2026年トラベラーズ選手権で世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler)をプレーオフ1ホール目で下し、PGAツアー通算8勝目を飾った。注目すべきは、大会直前までSG: Off the Tee(OTT)がツアー104位という危機的な状況にあったことだ。
問題の核心:スピンのばらつき
ホブランドが長年愛用してきたPing G425 LSTには明確な欠点があった。本人の言葉を借りれば「トゥ側で当たると2000rpm以下、ヒール側で当たると3000rpmまで跳ね上がる」というスピンの大幅なばらつきだ。一方、新モデルのG440 LSTは2000〜2600rpmの範囲に収まり、フェース全体での一貫性が格段に高い。
解決策:CG調整と重量最適化
Pingのツアー担当スペンサー・ロスルバーは「余分なスピンを抑えるために、バックウェイトを少し軽くしてCGをわずかに前方へ移動させた」と説明。さらにホットメルト5グラムをフォワードに配置し、弾道とスピンの両方を意図した数値に落とし込んだ。
シャフト変更も同時に実施
ドライバーヘッドの変更と並行して、シャフトもFujikura Speeder 661 TRからVentus TR Black 6X(VeloCore+)へ刷新。スピンをさらに下げる狙いで、このシャフトでの初勝利がトラベラーズ選手権となった。
ジョン・ディアーでは新顔シャフトも登場
同週のジョン・ディアー・クラシック(John Deere Classic)では、Project XのTitan Greenシャフトがツアーデビュー。Titan家族の中で最もロースピン・ロー弾道に特化したモデルで、ミッドからチップまで全体的に剛性を高めた設計が特徴だ。
Strokeslabの視点
SG: OTTの低迷は単なる「ミスショット増加」ではなく、スピンのばらつきによる予測不能な弾道が根本原因だった。機材の精度向上がデータ改善に直結したケースとして、Strokes Gainedの文脈で非常に教科書的な事例といえる。
SG: OTTの数字が示した「スピンのばらつき」という課題を機材で解決したホブランドのケースは、データとギアが連動して結果を生む典型例だ。
この記事の原文
GolfWRX: How Hovland Went From 104th in SG: OTT to Travelers Champion with One Equipment Change
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