リード
PGAツアーの練習グリーンに、パッティング専用の「ローンチモニター」とも呼べる新デバイスが登場した。Grasp TechnologyのSmart Putting Gateは、レーザーと高速カメラを組み合わせ、実際のグリーン上でパットのスピード・スタートライン・インパクト位置をリアルタイム計測する。今季からPGAツアーに導入され、ベン・グリフィンとライアン・ジェラードがアンバサダーに就任した。
なぜ「屋外計測」が重要なのか
これまでのパター・フィッティングは、マットを使った室内環境が主流だった。傾斜もなく、直線のパットのみ。しかし実際のコースでは、傾斜・グリーンスピード・ブレイクが常に変動する。Smart Putting Gateはボールにもパターにもマーカーを取り付けることなく、野外の本物のグリーン上でデータを取得できる点が最大の革新だ。
実際に試してみた結果
GOLF.comのジャック・ハーシュ記者が共同発明者のフィル・ロングとともにデモを実施。右から左に曲がる約12フィート下り傾斜のパットでテストしたところ、スピードは1.45 m/s付近に安定している一方、スタートラインが一貫してターゲットの左20mm以上にズレていることが判明した。
室内フィッティングでは一度も指摘されなかった「アライメントのクセ」が、実グリーン上のデータによって初めて可視化された。ボールのサイドスタンプではなく「Titleist」の文字を横向きにセットする方法に変えると、スタートラインが改善されたという。
Strokeslabの視点
SG: Puttingの改善において、スピードとスタートラインは最重要変数だ。Smart Putting Gateは、その両方を実グリーンで定量化できる唯一に近いツールとなりつつある。消費者向けは2026年Q4にリリース予定、コーチや用品メーカー向けは2026年8月から購入可能となる。フィッティング環境の「屋外化」が、パッティング改善の常識を変える可能性がある。
室内フィッティングでは見えなかったアライメントのクセが、実グリーン上のデータで初めて可視化された事例は非常に示唆的だ。SG: Puttingを本気で改善したいなら、「屋外でのデータ収集」が次のスタンダードになる可能性は高い。
この記事の原文
GOLF.com: The Smart Putting Gate Bringing Launch-Monitor Data to Real Greens on the PGA Tour
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