全米女子オープン2026、初開催リビエラで幕開け
2026年の全米女子オープンが、カリフォルニア州パシフィック・パリセーズに位置する名門リビエラCC(Riviera Country Club)で開幕する。同コースがウィメンズメジャーを開催するのは史上初。PGAツアーの2月開催地として知られるこのコースが、6月の乾燥した夏の気候の中でどう顔を変えるかも大きな見どころだ。
注目①:ネリー・コルダの「悲願」
世界ランキング1位のネリー・コルダ(Nelly Korda)は今季ここまで7試合に出場し、3勝・3位以内3回という圧倒的な成績を残している。シェブロン選手権での優勝を含め、今季は明らかに一段上のパフォーマンスを見せている。
一方で全米女子オープンとの相性は長らく苦手意識が残る。2020〜2024年で3度の予選落ちを経験し、昨年エリン・ヒルズでも最終日最終盤に優勝争いに加わりながら2位(T-2)に終わった。「あの経験が自分をより貪欲にしてくれた」とコルダは語る。タイトル獲得への渇望はかつてないほど高まっている。
注目②:ジェーノ・ティティクルのメジャー壁
年初の世界ランク1位、ジェーノ・ティティクル(Jeeno Thitikul)は2022年ツアー参戦以来59回のトップ10入りと9勝を誇る。しかしメジャー23回の出場で予選落ちが5回あり、優勝はいまだゼロ。本人は「メジャーでの最大の課題はアップ・アンド・ダウン(チップ&パット)」と認める。リビエラのグリーン周りのキクユグラスは粘り気が強く、彼女のチッピングをさらに試す舞台になりそうだ。
注目③:コース特性と戦略の重要性
リビエラは乾燥した春を経て、グリーンはバウンドが強くランが出る状態。また海からの風がコース内に吹き込み、「2日前にPWで打ったグリーンに今日は5-Ironが必要だった」(リディア・コー)というほどクラブ選択の難しさが増している。「真のセカンドショットコース」(ミシェル・ウィー・ウェスト)として、コントロールと戦略が勝敗を左右する。
注目④:ベテランvs若手世代
優勝争いには世代間の構図も浮かぶ。経験豊富なハンナ・グリーン(同地区のLPGAイベント3連覇)、ミンジー・リー(全米女子オープン経験者)に対し、山下美夢有(女子ブリティッシュオープン現女王)、ルオニン・イン(直近7メジャーで5回トップ5)、ロッティ・ウード(2025年シンシナティ優勝、LETでも2勝)ら20代前半の新世代が追いかける。
Strokeslabの視点
コルダの今季SGデータは全カテゴリで水準を超えており、コース適性を加味すると最右翼は揺るがない。ただしリビエラのグリーン周りはSG: ATGの差が直接スコアに直結する設定であり、ティティクルが自称する「チッピングの課題」がどこまでスコアカードに現れるか——メジャーにおける彼女の真価が問われる1週間になる。
リビエラの初女子メジャー開催は、SG: APPとSG: ATGのバランスが問われる設定。コルダが優勝すれば「コース適性×精神的成熟」の証明となり、データ面でも今季最も完成されたメジャー制覇になるだろう。
この記事の原文
ESPN Golf: 2026 U.S. Women's Open Preview — Korda Seeks Elusive Title as Riviera Hosts Women for the First Time
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