リード
キャメロン・ヤングがキャデラック選手権で今季2勝目を挙げた。プレーヤーズ選手権制覇からわずか1か月余り、連勝という形で世界トップクラスの状態を証明した。注目すべきは、この勝利に至るまでに行ったクラブセッティングの変更がわずか1本に過ぎなかったという点だ。
唯一の変更点:GTS3 7番ウッドの投入
マスターズ(オーガスタ・ナショナル (Augusta National))に向けて、ヤングはTitleistのJ.J. ヴァン・ウェゼンベックと協力し、Titleist GTS3 7番ウッド(ロフト21°)を新たにバッグに加えた。従来使用していたGT1ハイブリッドに代わるこのクラブは、グリーンへのアプローチで「より高い弾道」を実現するために設計されたものだ。
このGTS3は、同じくプロトタイプの「GTS 3Tour 3番ウッド」と同様の明るい配色のフェースを採用。明るい色調のフェースは視覚的に「ロフトが多い」という錯覚を与え、インパクト時のカバー動作を促す効果があるとされる。詳細なスペックはまだ公式発表されていないが、ヤングのパフォーマンスがその有効性を示している。
変わらないコアセッティング
ドライバーはTitleist GT3(11.0°)、アイアンはカスタムの631.CYプロトタイプ(6〜9番)とT200/T100(4・5番)、パターはScotty Cameron Phantom 9.5R(ツアープロトタイプ)と、プレーヤーズ選手権時から変更はない。ウェッジはVokey SM11を複数ロフトで組み合わせ、ボールはTitleist Pro V1x ダブルドット プロトタイプを使用している。
Strokeslabの視点
今回の1クラブ変更というアプローチは、「勝てるセッティングに不必要な変化を加えない」という勝者の原則を体現している。SG: Approachの観点では、弾道の高さが直接ピンへのアクセスに影響するコースで、7番ウッドの追加は極めて合理的な判断といえる。
勝利の最中にたった1本のクラブ変更で対応したヤングの判断は、データに基づくクラブ選択の好例だ。SG: Approachを最大化するための弾道管理という発想は、アマチュアのクラブ選びにも直結する視点だろう。